2006年2月11日土曜日

再度キャブ交換

前回交換したPW20は、スムーズに回ってはいるんですが、低中回転がもったりした感じがします。スロットルバルブ周りの不調だと思われます。




上のバルブが使用中のPW20用、下がPC20の物です。テカッて見えるところが磨耗している部分です。バルブ径は同じなので、本当は磨耗の少ないPC20用でも入る筈なのですが・・・




ご覧のようにこれ以上入りません。穴が歪んでいるのです。バイアルス時代の亜鉛ダイキャスト製の古いキャブは、取り付けボルトを強く締め付けると歪んでアクセルが重くなりました。これはその頃のキャブなのでしょう。歪んだまま使用して馴染んでしまい、他のバルブが入らなくなってしまったようです。




ノギスで測ってみると、縦方向は18.0mm。横方向が18.05mmでした。ノギスなので正確ではありませんが、楕円になってる様です。修正も出来ず新品のバルブも入りませんので、キャブ交換しか有りません。




右が歪んだキャブ。左が今回交換する、原因不明のオーバーフローをするキャブです。東山のI井モータースで、捨てられるところだったのを貰いました。どう見ても問題無いキャブなのでXL80エンジンに使ってみたのですが、やっぱり原因不明のオーバーフローを起こし、お蔵入りになってた物です。今回はどうなりますことやら・・・
フロート、メインジェット、スロージェット(スロージェットの長さが違ってましたが、そのまま組み込みました)を交換用のキャブに移植。エアースクリュー1回転半戻しで問題なく始動。気になるオーバーフローは・・・?




前回の使用時には、油面を下げてもポタポタ漏れていたので、フロートバルブを新品に交換し、さらに、コンパウンドと割り箸でバルブシート面を磨き上げて置いたのですが、残念ながら微妙に漏れてます。バイクを揺すってみるとさらに漏れ、油面が高過ぎる感じの漏れです。フロート室を外し(ここがPWキャブの良い所、キャブをつけたままでもバネを外せば簡単にフロート室が外せます)、ガソリンを出したままフロートを上げるとピタッとガソリンが止まります。フロートバルブとバルブシートの当りは問題なさそうなので、油面をほんの少し下げました。今度は揺すっても・・・ん、大丈夫。




こんな感じです。前回のキャブとはエアースクリューやアイドルスクリューが反対側になってます。ちなみにM.J.90♯、P.J.42♯、エアースクリュー戻し回転数1回転、クリップは2段目です。今日のテスト走行では、開け始めがほんの少し濃い感じがしました。88♯のM.J.も注文して有るので、明日以降もう少しセッティングしてみます。


2006年2月5日日曜日

PCとPW

今まで同じ物だと思ってましたーっ!どあってぇ、ほとんど一緒じゃん。ストレート・オン2月号「トライアルマシン解体新書」によると、フロート室をネジで止めるタイプがPCで、バネで止めるタイプはPWという事でした。TLRのマニュアルで確認した所、確かにTL125はPC04、TLRはPW22となってました。したがって、CDなにすんねん90につけたのはPCでは無くPW20φです。慎んでお詫びと訂正をいたします。