カブ型エンジンをいじった事の有る方はご存知なのですが、それ以外の方に補足説明を少し・・・
なぜ、ダックス70のシリンダーとヘッドを使っているのにピストンを使わないのか?
左のピストンがダックス70(旧型エンジン)、右がCD50(新型エンジン)のピストンです。ピストンピンからピストンの肩までの高さがぜんぜん違います。これは、新型は旧型よりコンロッドの長さが3mm長くなってるからです。エンジンの外観は変わりませんが、コンロッドを3mm伸ばすことによって、ピストンを軽く小さくロスを少なくしたエコエンジンに生まれ変わったのです。また、ダックス70用は頭が盛り上がってますが、50用は凹んでます。これも、燃焼室を球形にする事で燃焼効率を上げ、燃費の向上になってるんだそうな。
ですので、ダックス(旧型)のピストンを新型に組み込むと、シリンダーから頭が飛び出しそれ以上組めません。反対に旧型に新型のピストンは組めますが、圧縮がめちゃめちゃ低くなるので、エンジンがかかるかどうか?
50と70は、ボア、ストローク、外観は一緒でも、新型と旧型の互換性は無いと思って下さい。それを、無理やり組み込んで遊んでるのが、ストロークUPシリーズなのさっ!
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