2005年12月29日木曜日

ストロークUP その14

待望のピストンが手に入りました。




期待以上のピストンです。細部まで丁寧に造り込まれ、純正以上の仕上がりです。ウツクシィー!




この盛り上がりにCLIPPING POINTのやる気を感じます。




連結してみました。(嬉しがりです)
左からダックス70、CLIPPING POINT、カブ70改です。ピンから肩まではカブ70と同じですが、肩からの盛り上がりが、ダックス70さえも凌いでます。本気ですねぇ、このピストン。
眺めて楽しむのは程々にして、さっそく組み込みましょう。




これほど盛り上がったピストンだと、バルブやプラグとのクリアランスが気になります。手元にはφ1mmのハンダしか無かったので、3本を束ねました。ノギスで測ったらちょうど2mm。ガムテープで固定しヘッドを組み上げます。最初は、手でフライホイールを回し確認。当たってる感触は無いので2,3発キーック!(よーし、今日はこれぐらいにしといたらぁ)




再びヘッドを外し確認。ふむふむ、少しガムテープが剥がれてるだけ、何にも当たった痕跡は無し。2mm以上のクリアランスを確保出来てますね。良しとしましょう。
じゃ、次いってみよう。




とっても気になる、圧縮比も調べて置きましょう。
ガソリンが漏れないように、ピストンとシリンダーの隙間をグリースでシールし、ヘッドを組み上げます。




バイクを寝かしてガソリン注入。9.8cc入りました。
85.8cc+9.8cc=総容積95.6cc 95.6cc÷9.8ccで圧縮比は9.75です。やったーっ!これで完成!と言いたい所ですが、こんなに圧縮があるのならカムチェーンの張りをもう少し良くする為に、もう一枚ベースパッキンを入れてもいいかなと、再度バラして追加しました。今日は何回組んでるんだろ、手間ぁ取らせやがって。
さて、カムタイミングの確認を。やっぱ、ちょっとズレてますねぇ。ステーターベースを外してテンショナーの確認を・・・と。
ここで、やっちゃいました。
手で引っ張ってもビクともしないので、3番ドライバーでピックアップコイルの取り付けステーをこねたらその部分だけしか浮かず、押し込もうと手元のマイナスドライバーを当てがって叩いたのがまずかった。左手はコイルを引っ張り右手は金槌、ステップの上にマイナスドライバーを置きコンと一発。ネジから外れてドライバーが落ちました。その時にコイルを傷つけたとはつゆ知らず。るんるん気分でタペットを調整し、かる~くキック。一発始動でした。アイドリングが少し高くなったので調整し、ふと見るとニュートラルランプが点いてない。さっきので抜けたなーっ。仕方が無い後で差し込もうと、気にも止めず。それより買い物がてらテスト走行に出ぱーつ!家を出てすぐに右折。ウィンカーを出したら、「えっ、点かない」 ヘッド、点かない。ブレーキ、点かない。「やってもうたーっ!」
テスターで確認。黄線、白線とも導通無し。切れてる。切れてるよぉ。あーあ、まーたフライホイール外すのかぁ。CDはステップが邪魔して外しにくいねん。ブツブツ。パッコン。切れてる。やっぱり切れてるよう。見事に切れてるよう。ホルマール線だかウレタン線だか知らないが、切れてるよーっ。日も暮れてきたし、明日にしよーっと。


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